Webマーケティングとは?5分で理解できる定義と仕事内容

Webマーケティングとは何か?と聞かれた時に、分かりやすく説明するのは難しいですよね。
なんとなく「インターネット上でマーケティング活動をする」ことは想定できますが、どのような内容でどこまでの範囲を示しているのかが曖昧です。
今回は「ウェブ解析士」の資格を取得し、Webマーケティング会社に就職を予定している僕が、初心者の視点に立ってその意味を解説していきたいと思います。
<この記事を読んで得られるもの>
・Webマーケティングの意味を人に説明できるようになる
・Webマーケターの仕事内容が分かる
・Webマーケターとして学んでいくべきことが分かる
Webマーケティングの定義
まずは「Web」と「マーケティング」に言葉を分解するところから始めてみます。
それぞれの意味を理解して合体させればWebマーケティングの全貌が見えてくるかもしれません。
Webとは何か?
Webとは「インターネット上で文字・画像・動画・音楽などを公開し、繋げるシステム」のことです。
具体例を挙げると、あなたが今みているブログがこれに当たりますし、YouTubeや食べログ、TwitterなどもWebの仕組みを活用しています。
もう少し詳しく説明しますね。
WebとはWWW(World Wide Web)の略称です。
また、Webという単語は「クモの巣状のもの」を意味しています。世界中で何かがクモの巣状に繋がっている様子をイメージしてみてください。
ブログもYouTubeもリンクで繋がっていて、あらゆる国のサイトや動画に一瞬で飛ぶことができますよね。
なんとなくWebとは何かが掴めてきたでしょうか。
ここまでWebの意味を説明してきましたが、Webマーケターとして働く上で厳密な定義を知る必要はないかもしれません。
なぜなら扱う対象のほとんどが「Webサイト」と「Webサービス」で、この2つを分析して改善する能力があれば問題ないからです。
ただ、プロとして「Webとは何ですか?」と聞かれた時にパッと説明できるようにしておく必要はあります。
マーケティングとは何か?
マーケティングを定義することは非常に難しいです。
現在、日本マーケティング協会は以下のように定義しています。
「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて市場の創造のための総合的活動である」
抽象的で余計に意味が分からなくなってしまいますね。
一言で表すなら「顧客と関係をつくり製品やサービスを利用してもらうための活動」でしょうか。
ただ、これだけではマーケターとして何をすればいいのか判然としません。
ピーター・ドラッガーは「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」と述べています。
つまりマーケティングとは「買ってください」と言わなくても商品が売れる仕組みを作ることだと言えそうです。
Webマーケティングとは?
ここまでの内容をまとめると、Webマーケティングとは「Webサイト上で見込み客に価値ある情報を届け、商品・サービスを『買いたい』と思ってもらう仕組みを作ること」だと考えられます。
なんだか色々と穴がありそうな定義ですが、中心は捉えていると思います。
Webマーケターの仕事内容
Webを活用して売れる仕組みを作ることがWebマーケターの仕事です。
そう考えれば無限に施策を打ち出すことができますし、その仕事内容は多岐に渡ります。
ここではWebマーケティングの中核となる「集客施策」と「接客施策」の2つの切り口でご紹介します。
1.集客施策でサイトに呼び込む
商品を知ってもらったり購入してもらうためには、まずサイトに訪問してもらわなければなりません。
Webマーケターは主に3つの手法を使って集客を行います。
SEO(検索エンジン最適化)
GoogleやYahoo!の検索結果で上位表示されるようにするための施策です。
上位にあるほど検索した瞬間に目に入りやすく、クリックされやすいのは容易に想像できますよね。
もし上位にあるものが気に入らなくて下にスクロールされても、大抵は1ページ目に表示されたサイトに訪問します。
月に100万PV以上集めようと思ったら、複数の検索結果で1ページ目に表示されるようにしなければなりません。
SEOは地道な作業と長い時間が必要ですが、集客にお金がかからないことが魅力です。
放っておいてもお客さんが集まるのは経営者からすると夢のような話ですね。
広告
お金をかけて集客する施策です。
中でもリスティング広告はWebマーケターがよく使う手法です。
Webマーケティング業界では「SEOとリスティング代行が業務内容です」という会社が多く見受けられます。
リスティング広告は検索結果の上部に「広告枠」として表示する仕組みです。
「1クリック20円」のような形でGoogleやYahoo!に広告費を払って運用します。
資金力のない個人が行うにはなかなかリスキーな手法です。
その他にはアフィリエイト、アドネットワーク、SNS広告、リターゲティング広告などがあります。
SNS
Twitter、Facebook、InstagramなどのSNSでフォロワーを増やし、サイトを拡散する施策です。
例えばTwitterなら、共感を呼ぶようなツイートを定期的に行ってフォロワーを集めた後、記事のURLをツイートすれば一定のアクセスが見込めます。
また、SNSではフォロワーとやり取りができるので、見込みの濃いお客さんを育てていくことも可能です。もちろん市場リサーチとしても使えます。
SNSには前述した広告機能もあるので、フォロワー以外にも広く拡散していきたい時は積極的に活用していくといいですね。
ちなみにFacebookがあれほどの大企業になったのは、企業から莫大な広告費を得ているからです。
リスティング広告などに比べてSNSは年齢、性別、趣味趣向など細かくターゲットを絞った状態でアプローチできるため、高い広告効果が期待できます。
2.接客施策で成約率を高める
サイトに見込み客を集めた後は、訪問者が欲しい情報を提供し、何らかのアクションを引き出す必要があります。
そのアクションとは、記事へのいいね!やメルマガ登録、資料請求、商品の購入など色々ですが、そこまでの導線を作るのが「接客施策」です。
LPO(ランディングページ最適化)
訪問者がサイトにアクセスした際に最初に表示されるページを「ランディングページ(LP)」と言います。
ランディングとは着陸という意味だと覚えておくと分かりやすいですね。
恋愛で第一印象が大切なように、初めてページを開いた時に価値を感じてもらえれば、その後のアクションに繋がりやすくなります。
逆に価値を感じてもらえなければ、一瞬でページを閉じられてしまいます。
Webマーケターは検索、広告、SNSそれぞれの流入経路ごとに、どのようなページにすれば評価が高まるかを考えます。
特にリスティング広告では LPの質が結果を大きく左右するので、何度も修正して最適化していく必要があります。
EFO(入力フォーム最適化)
メルマガ登録やネットショッピングをする時には入力フォームに情報を入れなければなりません。
入力が煩わしければカートから離脱されたり、ページを閉じられてしまいます。
必要な情報をいかに手間を感じさせずに入力してもらうかを考えるのが、EFO施策です。
僕は以前にアメブロでメルマガビジネスを行っていましたが、1項目の有無で大きくアドレス登録率が変わります。
具体的に言うと、「名前」の項目を削除してメールアドレスだけにしたところ、1日に2倍の登録が発生するようになりました。
ただし入手できる情報が減るので、ターゲティングが行いづらくなるなど、その後の施策が制限されるデメリットがあります。
メールマーケティング
見込み客のメールアドレスを入手し、メールマガジンを送るなどしてサイトへのアクセスや商品の購入を促します。
LINEやSNSの台頭でメールを開く機会は減りましたが、今でも有効な手法です。
キャンペーンのお知らせや期待を高めるような情報を定期的に発信することで、見込み客をファン化し成約率を高めることができます。
実際に僕はこの手法で月に10万円の利益を得ていました。
すごい人だと1回のセールスで億越えの売り上げを叩き出すこともあり、非常に強力です。
Web接客ツール
訪問中のユーザーとリアルタイムでチャットしたり、クーポンを発行したりすることができるツールがあります。
例えば賃貸のサイトで「どのようなお部屋をお探しですか?」というチャットが表示されるのを見たことがないでしょうか。
Webマーケティングの需要が高まる中、以上のような接客ツールが盛んに開発されています。
一流のWebマーケターを目指して
ここまでで、Webマーケティングの全体像をある程度つかんで頂けたでしょうか。
以上の内容を深めていけば、自ずと一流のWebマーケターに近づいていくのではないかと思います。
今後はSEO、広告、ライティングなど様々な角度から内容を深めていきますので、僕と一緒にWebマーケターとして成長していけたらいいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。